structural medicine

構造医学と、さかもと整骨院

構造医学に出会った経緯は、院長の物語の第四章でお話ししました。
このページでは、その学問が、当院の施術にどう活きているのかを、お伝えします。

構造医学とは、何か

「構造」と聞くと、骨や筋肉のかたちを思い浮かべる方が多いかもしれません。けれど、構造医学の「構造」は、そうではありません。

目に見える症状の、奥にある、目に見えない関係性。
その「関係性のかたち」を、ひとつひとつ、丁寧に読み解いていく。
そういう意味の、「構造」です。

構造医学は、症状そのものを追いかけるのではなく、その症状を生んでいる構造を読み解く学問です。物理学・数学・人類学など多方面の知見を背景に、帰納法ではなく演繹確定の手法で「人」を捉える、という特徴を持ちます。

「この症状は、何が原因で起きているのか」
「どういう構造で、このような結果が現れているのか」

目の前の症状だけを追うのではなく、その背後にある構造から原因にアプローチする。これが、構造医学の視点です。

例えば、膝の痛み

構造医学では、骨盤の歪みが大腿骨の生理的な旋回を妨げ、結果として膝に負荷がかかっている、と原因を構造から読み解きます。膝だけを見て膝を施術するのではなく、全体の構造から原因にアプローチするのが、この医学の特徴です。

吉田勧持先生という、医の探究者

構造医学を体系化されたのは、吉田勧持(よしだ かんじ)先生です。理学博士であり、医学博士。物理学・数学・人類学など多方面に精通され、かつては物理学者として、アメリカ航空宇宙局(NASA)の研究にも携わられました。

その先生が、四十年近い臨床と研究の末に体系化されたのが、構造医学という学問です。日本構造医学会には、現在、全国に約1,100名の会員が所属しています。

吉田勧持先生の著作。当院に所蔵している構造医学関連書籍の一部
院内に所蔵している、構造医学関連書籍の一部

当院での、構造医学の取り入れ方

院長・坂元志郎が「構造医学」という学問を知ったのは、二十三歳の頃。師匠・津田聖子先生(進藤カイロプラクティック院 院長)との出会いを通じてのことでした。そして2018年、日本構造医学会の正会員として本格的に学ぶ道を歩み始め、それ以来7年以上にわたって、研修や大会への参加を、休まず続けてきました。

日本構造医学会の研修講義、地球環境問題医療者会議の講義録。2018年から現在に至るまで、すべての講義録を受け取り、見続けています。

2018年から受講し続けている、日本構造医学会の研修講義録一式
2018年から受講し続けている、日本構造医学会の研修講義録(一部)

2021年10月、構造医学が日本で本格的に体系化されてから四半世紀という節目の大会、第26回記念大会 日本構造医学会 東京学術会議において、当院の坂元院長は実行委員のひとりとして、お役目をいただきました。学問の四半世紀と、坂元の四半世紀以上の学びが、ひとつの場に重なった瞬間でした。

そのことを覚えてくださっていた吉田勧持先生から、感謝状を頂戴しています。発行は学会長・小川宏氏、そして理事長・吉田勧持Ph.Dご本人の署名入りです。

日本構造医学会 第26回記念大会で吉田勧持Ph.Dより授与された感謝状
日本構造医学会 第26回記念大会 実行委員 感謝状(2021年10月、吉田勧持Ph.D署名入り)

構造医学との関わりは「学ぶ側」だけではなく、この学問の発展を支える一員として、会議運営にも携わってきました。これからも、誠実に学び続けながら、患者様の体に向き合っていきます。

骨盤から読む、あなたの体

骨盤は身体の土台です。土台が歪むと、その上に乗る臓器や器官にも、姿勢のクセを通じて影響が及ぶと、構造医学では考えられています。

当院では、骨盤の状態を「正常」「右非荷重」「左非荷重」の3つのタイプで捉え、それぞれに関連する症状の傾向を踏まえて施術しています。

正常な骨盤の状態を示す、構造医学の視点による図解

正常な状態

骨盤が水平で、左右対称の状態

特徴

  • 左右の骨盤が地面と平行
  • 左右どちらにも均等に体重がかかる
  • 全身のバランスが整いやすい
右非荷重タイプの骨盤の歪みを示す、構造医学の視点による図解

右非荷重タイプ

右側に体重がかかりにくい状態

関連が指摘される症状

  • 心臓・肺の不調
  • 息切れ
  • 便秘
  • 血圧の上昇傾向
左非荷重タイプの骨盤の歪みを示す、構造医学の視点による図解

左非荷重タイプ

左側に体重がかかりにくい状態

関連が指摘される症状

  • 消化器系の不調
  • 腎臓・泌尿器系の不調
  • 婦人科系の不調
  • 血圧の低下傾向
  • お通じが緩い

補足:両側非荷重(骨盤の後方回転)について

両側の骨盤が後方に倒れた状態では、不眠・脳疲労との関連が指摘されています。気になる症状がある方は、ご相談ください。

※ 当院は柔道整復師による施術院です。内臓疾患そのものの治療を行うものではありません。気になる症状がある方は、まず医療機関にご相談ください。当院では身体の構造的なバランスを整えることで、全身のコンディションにアプローチしています。

構造医学を実感された、患者さまの声

骨格の歪みから体を読み解くアプローチを、実際に体験された方々の言葉です。

その場しのぎのマッサージをするような他の整体とは違って、根本的な治療をして頂ける貴重な整骨院です。「体の不調は、骨格を元に戻すことで解決する」という理論で、手技で骨の歪みを元に戻していきます。重心がどこにあるかとか、体の使い方もアドバイスしてくれます。

I・T 様(40代女性・会社員/Googleクチコミ)

介護職の為、腰痛、膝の痛み、股関節の痛みがなかなか良くならず、整体に通っても3日持たず…諦めていた時、こちらに来ました。先生は、身体を本来の状態に戻してくれるように治療してくれてるのでしょうね、だんだん身体つきがスッキリした…むくみが改善されたのかな、と。

H・N 様(50代女性・元介護職/Googleクチコミ)

脊柱管狭窄症とスベリ症で足の痺れと腰痛のため通っています。体が曲がってしまっていたのですが、だいぶ良くなり、痺れも腰痛もかなり緩和して来ました。今ではヨガに行ったりスポーツジムに行って運動も普通にできる様になりました。

H・A 様(50代女性・主婦/Googleクチコミ)

武道の腰痛で通われている S・K 様の手書きメッセージ
S・K 様より頂いた手書きメッセージ

武道を行っているとケガをすることが多く、こちらでメンテナンスしてもらっているおかげで、今も趣味である武道を、楽しく続けることが出来ております。腰痛でつらかった時、骨盤を整復してもらい、荷重バランスを整えてもらい、また試合に出れるようになりました。

S・K 様(40代男性・医療従事者/武道歴30年以上/手書きメッセージ)

※ 個人の感想であり、効果を保証するものではありません。

学ぶことをやめたら、施術家ではなくなる

受付で構造医学の書籍を読み続ける、坂元志郎院長
診療の合間、受付で構造医学の書籍を開く坂元院長

受付に誰もいない時間。私はいつも、構造医学の書籍を開いています。

施術家に完成はない、と私は思っています。患者様の前に立つとは、そういうことだと思うからです。

構造医学は、私にとって、憧れであり、医の根源です。これからも、誠実に学び続けながら、目の前のおひとりおひとりの体に向き合っていきます。

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